抜け毛の原因になる5αリダクターゼを阻害
もうひとつ亜鉛の役割として注目したいのが、抜け毛の原因となる5αリダクターゼという酵素を阻害することができるという点です。
AGA(男性型脱毛症)が起こる原因はDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの一種が過剰に皮脂を分泌させたり、髪の毛の成長を邪魔することで薄毛になるとされています。
DHTが生成されてしまうのはTH(テストステロン)という男性ホルモンと5αリダクターゼが結びつくことが要因となりますので、5αリダクターゼを阻害することで薄毛の原因となるDHTを生成しにくくなります。
亜鉛を積極的に摂取することが薄毛予防効果に繋がるといえます。
このように亜鉛を積極的に摂取することは育毛を成功させるうえで大事なことだといえますが、かといって過剰摂取するのは禁物です。
亜鉛の過剰摂取は免疫力の低下やめまい、頭痛、吐き気などを引き起こすと言われています。
一日の摂取量の目安は9〜12mgとなっていますので、亜鉛を多く含む食品や亜鉛の吸収力を高めるビタミンCを含む食品などを摂るようにして、足りない分はサプリメントなどを活用するように検討してください。